疲れているときや忙しいときは、キッチンも乱雑になりがちです。
いつもきれいに保ちたいのに、ついつい出しっぱなし。
ちょっとサボった間に、落ちにくい汚れがちらほら・・・なんてことも。
私も日々の家事や育児に追われ、散らかり放題汚れ放題のキッチンを経験した一人。
今日は「汚キッチン」を脱却した私が、キッチンから撤去して良かったものを紹介します。
Contents
シンプルなキッチンを作るには?

キッチンに限らず「シンプルに」「楽に」と考える背景には、「大変」「面倒」「邪魔」という気持ちがあります。
日々の家事の中で、憂鬱に感じるのもは何ですか?
汚いものに触る、手入れの手間がかかる、置き場所を取る。
物を減らすことは勿論、まずは自分の手間がかかることやストレスに感じる物を無くして行きましょう!
キッチンから捨てるもの7選!

それでは、私が実際にキッチンから捨てたもの、7つをご紹介します!
三角コーナー
これはよく耳にしますね。
私も三角コーナーを手放して、とてもすっきりした一人です。
私が思う、三角コーナーが要らないと思う負のループがこの4つ。
1,洗う手間が発生する
2,シンク内に置くと生ごみに水がかかって濡れる
3,濡れた生ゴミは腐りやすく異臭を放ちやすくなる
4,それにより三角コーナーが更に汚れる
この過程が延々と続きます。
しかも、水がかかった生ゴミは触りたくないけど、やっぱり捨てなければなりません。
汚れにくい材質や、ゴミが腐りにくい材質などの三角コーナーをいくつか試しましたが結果は大きく変わりません。
ちょっとお高い○○製の三角コーナーを買うくらいなら、100円ショップのものを定期的に買い換えた方が良いのでは?と思ったり。
そして、最後にたどり着いたのは。
「三角コーナー、使うのやめちゃえ!」
今は、キッチンから出るゴミは、直接ポリ袋へ入れて捨てています。
ぬめりが出たりカビで黒ずんだ三角コーナーを洗う手間から解放されて、とても快適です。
布製の台ふきんと食器ふきん
台ふきんは、食器ふきとは違い、こぼれた食材や汚れたテーブルを拭くのでどうしても汚れがちになります。
油汚れやカレーなどの色が付く食べ物も拭くので、あっという間に汚れますね。
洗う頻度や洗い方は人によって様々ですが、少なくても1日の台所仕事の終わりには洗うことになります。
台ふきんの材質は、マイクロファイバーやかや織り、リネン、綿、ボア素材、セルロースなどがあります。
いずれも試した結果、使い勝手は違えど「汚れたら洗う」行程はなくなりません。
私は、一時は丁寧な暮らしに憧れて、洗った後に煮沸消毒もしていましたが、思い切って布製のふきんをやめました。
今はニトリのロール状のキッチンダスターを使っていますが、類似のダスターは100円ショップでも買うことができます。
私は併せて、布製の食器拭きもやめて、新しいダスターをまずは食器拭きとして数回使ったあと台ふきんに下ろします。
このダスターも、台ふきんとして1度使用しただけではまだまだきれいで数回使えますが「洗う」という過程は残ります。
しかし、布製の台ふきんのように、シミが付いたからごしごし洗うとか、汚れがひどくなったので漂白してまで使う前に寿命がやってきます。
使い捨てのキッチンダスターを数回洗って使った後、そろそろ捨て時かな?と思ったものをよけておいて、最後に汚れのひどいものを拭いて捨てるのも、ひとつの方法です。
布製のキッチンマット
布製のキッチンマットは色や柄も豊富で、その1枚がキッチンの印象をがらりと変えてくれますし、踏み心地がいい素材だとキッチンに立つのも楽しくなります。
しかし、水や油が飛んだり、料理中に落とした食材などで意外に汚れがち。
キッチンマットが汚れた分だけ、床が汚れたり、床の材質が傷むのを防いでくれている証拠ではありますが、やはり洗濯する手間は避けられません。
子育て中や、家族が多いご家庭、仕事が忙しくて時間があまりない方など、洗濯の回数は1回でも減らしたいですよね。
そこでおすすめなのは、PVP製の水拭きできるキッチンマットです。
色や柄も豊富で、クッション性が高く、長時間立っていても足や腰に優しいものなど種類がたくさんあります。
ちなみに、私は、透明のデスクマットのようなマットを使っています。
キッチンの床が木のフローリングなので、床が見えて何も敷いていないように見えます。
クッション性はほとんどないのですが、ずれないように床に吸着する加工が施されているので、最初に敷くときに隙間を作らないように気をつければ、野菜くずがマットの下やシンク台との隙間に入り込んだりすることもありません。
更にもう一つ。
PVP製のマットの普段の軽い汚れのお手入れは、台ふきんのところでご紹介した使い捨てのキッチンダスターに最後のひと仕事をしてもらうこともできますよ。
コーヒーメーカー

私は、コーヒーが大好きなのですが、思い切って処分しました。
コーヒーメーカーには水道水は勿論、ペットボトルの水を使っても、どうしても水垢やカルキが付きます。
どうして分解して全部を洗えるコーヒーメーカーがないんだろう?
私が知らないだけで、存在しているのでしょうか?
いずれにしても、使うと徐々に汚れて来ますし、クエン酸や専用洗剤で洗浄する方法もありますが、目に見えない部分も存在するのでなんとなく心許ない・・・。
そこで、コーヒーメーカの代わりに、陶器のドリッパーと5杯分ほどのサーバーを買いました。
自分一人で飲む時は、マグカップに直接淹れます。
お客様が来たときや他の家族も飲みたいときにはサーバーに人数分。
ドリッパーもサーバーも作りは簡素ですから、いつでもきれいに保てます。
コーヒーをハンドドリップで淹れる方法や道具については、話し出すときりがないし、通の方にお任せするとして。
これらの道具は食器棚の片隅に鎮座しているので、コーヒーメーカーを置く場所も要らなくなり、お手入れするものがひとつ減ったのと同時にキッチンがすっきりしました。
ボトル洗いスポンジ
今やエコの代表選手でもあり、節約にも貢献しているマイボトル。
マイボトルを洗うための必需品が、ボトル洗いスポンジです。
私も最初は使っていたのですが、使ったあとに乾燥させるために出しておかなくてはいけないこと、製品によっては意外と先まで力を込められず、ボトルの奥の隅が洗いにくいことなどを理由に使うのをやめました。
そこで、何で洗っているかと言うと、普通の食器洗いスポンジと菜箸です。
マイボトルの中に食器洗いスポンジを入れて、菜箸で掴んで洗います。
菜箸は木で出来ているだけあって、奥の隅を洗うときにもそこそこの力を込めることが出来るので、しっかり洗った感があります。
これは是非試していただきたいです!
やかん
温かい飲み物を飲むときの必需品、やかんもキッチンから無くすことが出来ます。
私がやかんをやめたのは、あの細長い注ぎ口をどう洗おうか悩んだ末でした。
長年愛用したやかんの注ぎ口の中はどうなっているのかふと疑問を感じました。
そしてお湯を沸かすためだけの役割に道具がひとつ必要なのも置き場所がもったいないな・・・と。
そこで代用するのは、注ぎ口が付いた鍋。
最近では「マルチポット」がお目見えしましたね。
マルチポットは注ぎ口の付いたお鍋ですから、手が入らずに洗いきれない箇所はありません。
時にはお湯を沸かし、時には野菜を茹で、揚げ物や煮物などの鍋がこなす役割をこれひとつで背負ってくれます。
私もはじめは、注ぎ口が付いた片手鍋で代用していたのですが、ニトリのマルチポットを入手!
このマルチポットは黒ですが、ニトリデコホーム商品には白もあり、オンラインでも購入が可能です。
その他にも各メーカーから色も大きさも様々な商品がありますので、ご興味のある方は探してみて下さい!
自動製氷機
これは、無くすというよりは使わないと言うものですね。
最初、自動製氷機能がついた冷蔵庫を買ったときは、とても便利!!とわくわくしましたが、お手入れが必要と知ってがっかり。
確かに、冷蔵・冷凍状態であるとは言え、水を入れますからコーヒーメーカー同様にカルキや水垢なども付き、衛生状態によっては雑菌も繁殖します。
自動製氷機のお手入れには、お酢やクエン酸を入れたお水で氷を作りタンクが空になったらきれいな水で何度か氷を作ると良いそう。
色が付いた専用の洗剤もあります。
洗剤を入れたタンクの水が空になり、その後通常のお水で氷を作り、無色の氷が出来上がれば洗浄終了です。
また、この過程を自動で洗浄する機能を持った冷蔵庫もあります。
しかし、どれも面倒臭い・・・。
結局、普通の製氷皿で氷を作り、自動製氷の氷入れの引き出しに出来上がった氷を入れます。
自動製氷の引き出しは取り外せますし、製氷皿も食器と同じく洗えるので、衛生的です。
捨てるべきか迷ったらここをチェック!

他の人には必要でも私には必要ない、またはその反対で、私はこれは捨てられない!など、それぞれの好みや使い勝手によって捨ててもいいものは様々。
では、捨てようかどうか迷っているときに「捨ててもいいかどうか」を考えるためのチェックポイントをご紹介します。
前に使ったのはいつ?
また使う機会はある?
使い勝手は良い?
他の物で代用はできる?
持ってていい気分になる?
この5つのポイントは、キッチンに限らず洋服や押し入れや引き出しにしまわれたたくさんの物を捨てるときにも同じ考え方です。
特にキッチンでは「料理を作る」という作業に使われる道具が多いので、使い勝手や他の物で代用できるかどうか?は大きなポイントになってきます。
自分がよく作る料理を想定しながら、使用頻度が少ない物は別の道具で代用できるか考えてみるといいです!
使用感や気持ちの面も大事!
また、使い勝手もとても大事。
使うたびに面倒なお手入れが発生したり、日々のメンテナンスが大変だと感じる物は、違う物でも代用できるか見直してみましょう!
そして、一番大切なのは、やはりこれ。
「持ってていい気分になる?」
持っていて、または使っていていい気分になるかどうか。
いい気分になる道具に囲まれた場所から作り出される料理は、きっと美味しいはず!
美味しい料理を作り出す愛しのキッチンを目指して、要らない物を見極めてみましょう。
まとめ

今回提案したものは、ライフスタイルや大切に永く使いたい道具という観点で考えると一概におすすめ!と言い切れないのも事実。
もう少し時間に余裕があれば、お気に入りの品を愛用する生活も素敵だなと思うものもありますが、ほんの一例として家事が楽になるヒントになればいいなと思います。
家事はやろうと思えばどんどん仕事が出てくるもの。
そんな中でもシンプルに楽に出来るものがあるのなら、ほっと一息つく時間のために、なるほど~!と思ったものがあれば、是非取り入れてみて下さいね。